8月 2018アーカイブ

再会

こんな出会いもあるもんだなと、思いつつ、「いつもお世話になっています」と告げると、
とても良い笑顔で答えてくれた。
そしてあのアパートの雰囲気がとても好きだと告げた。

「あのアパートはの、私の趣味で立てたアパートで、一時期あなたの部屋に住んでいたんだよ」

という返事が返ってきたのである。
これにはびっくりした。
私が住んでいる部屋がこのおじいちゃんのお気に入りの部屋だったのである。
こんな神聖な場所にまちがってもデリヘルは呼べないなと実感した。

建てる時の苦労話や当時のことを色々聞いたらますますあの部屋が恋しくなってきた。
もっと大事にしていかないとな。

明日は大掃除でもしようかな?
そんなゆるい1日だった。

家に戻ると、携帯の着信があった。
誰からだろう?と思い名前欄をみると、あの子からだった。
一瞬出ようか迷ったが、この機会を逃したらあとはないと思い、出た。

「もしもし〜私のこと覚えてる?」

「あの以前ホテルで・・・」

私はもちろん覚えていると返事した。
どうやら会いたくなって電話をかけてきたみたいだ。
今すぐに会いたいというので、ちょっと怪しかったが、会うことにした。
ここの部屋を教えるべきか、ホテルで会うべきか、相当悩んだ。
結局、今からシャワーを浴びたかったのもあり、私の部屋に呼ぶことにした。

彼女にここの住所を教えると、シャワーから上がったと同時に部屋のチャイムが鳴った。
パンツ一丁でドアを開けるよ、驚いたような表情で、

「こ、こんばんわ〜」

と言ってきた。
私も笑顔で挨拶をすると、部屋に入れた。
彼女は、私の部屋を舐めるように眺め、「素敵〜!」の言葉を連発した。
素敵なのは私も知っているが、彼女もこの部屋にハマってしまったらしい。

「で、今日は何の用?」

と聞くと、

「ただ、会いたくなっちゃって」

と彼女は言う。
私は以前の感情がこみ上げてきてしまった。
覚えているだろうか?SM店のあの子である。

私は堪えきれずに、彼女にキスをした。
そして彼女も答えるようにキスを仕返してきた。
次第にフレンチキスからディープなキスへと変わり、互いに求めあう。
首筋をべろっと舐めると彼女はビクッと反応する。
さりげなくブラのホックを外し、大きな胸にアクセスすると、あの記憶が蘇えってくる。
カッチカチに硬直した乳首は触れただけで相当気持ちが良いらしく、顔が引きつるほど喘いでいる。

この調子だと、あそこも相当びしょびしょだろう。
試しにパンツの上から触ってみると、クチャクチャといやらしい音を立てている。
もはや濡れているよりも、お漏らししていると表現した方が良いだろう。
パンツをずらして直接触ってみると、ドロッとした粘液が溢れ出てくる。

もはやストップが効かなくなってしまった。
キンキンに張り詰めた股間は、早く楽になりたいような素ぶりで聳え立っている。
それを見かねた彼女は、私に跨りきたのである。

出会い

昨日は飲み過ぎてしまったようで、目が覚めた瞬間ひどい頭痛の仕打ちを受ける。
今日は土曜日なので、調子に乗って飲んでしまった。
まぁ、毎度のことなのだが、この二日酔いと戦っている土曜日のこの感じが案外す好きだ。
時間がもったいないのは承知のことだが、このゆるい感じ。

ベッドで、スマホのニュースやゲームをしながらゴロゴロとする。
たまに干してあるシャツの隙間から逆光が入り目が眩む。
隣の家から猫の鳴き声がする。

こんな些細なことまでが楽しいのである。
そろそろ起きないと本当に社会不適合者になってしまうなと思い、思い腰を上げ昼飯の準備に取り掛かる。
冷蔵庫を開けると、食材があまり無い。

仕方がないので、ボサボサした髪を軽くまとめて近所の寂れたスーパーへ散歩に行く。
今日は焼きそばの上に目玉焼きを乗せよう。
そう思い、焼きそばと卵、そして牛乳を買ってきた。

彼女がいればもっと楽しいんだろうが、現実世界、ここ福島には出会いなどないわけで・・・。
友達もいないもんだから合コンにも誘われず。
誘われるのは会社の飲み会(野郎ばかり)なのだ。

まぁ、彼女がいたらいたで面倒臭い気がするので、当分いいかなとも思っている。
気ままに面白いテレビやネットゲームをして、生きていこう。そう思っていたのである。

夜、風呂でも入ろうかと思った時、遠くから花火の音がした。
今日はどこかで花火大会でもやっているのだろうか?
ふと、1人で行った見たくなった。

すぐにネットで調べると、福島の今日は福島の花火大会のようだった。
阿武隈川でやっているようだったので、自転車で見に行くことにした。
花火大会会場に近づくにつれて、人が多くなってくる。
打ち上げ場所の近くは多くの出店が連なっている。

「福島市民ってこんなにいるのか?」

と思うほど人がごった返している。
家族づれやカップルしかいないではないか。

私はあるビルの屋上へと向かった。
以前発見した特等席だ。

コンビニでビールとつまみを買い込み、特等席に座ると、前面には大パノラマの花火が広がる。
今年もいい花火大会を見ることができた。

ふと周りを見てみると、1人のヨボヨボしたおじいちゃんが空を見ている。
そう、この屋上には私とこのおじいちゃんしかいないのだ。
花火大会が終わると、あたり一面静かになった。
下界では見物客がぞろぞろと帰る音がする。

帰りしなおじちゃんに声をかけてみた。

「こんばんは〜」
「あなたはここの住人ですか?」

と聞いてきたので、違う旨を伝えると、私のことがとても気になっているようだった。
そして駅前の大体の住んでる場所を告げると、驚いたような表情で、こう言ってきた。

「私の管理しているアパートかな?」
「もしかして〇〇アパート?」

私は図星で驚いた。
この方は私が住んでいるお気に入りのアパートのオーナーだったのだ。